工芸品と呼べるシェラカップ
一般的にプレスで大量生産されるイメージのあるシェラカップだが、中には正に工芸品と言えるものがある。
artisan933
この作品に出会った時には鳥肌が立った。シェラカップでこういう世界もありえるのかと。Orii colormagic brass cupである。
即座にTsugikiに電話し注文。第一号の客と言われたのを覚えている。
真鍮から引き出される美しい発色。その伝統技術の詳細は、Momentum factory Oriiを参照していただきたいが、蘊蓄はさておき、自分は特にその青に惹かれた。このサイトのプアーな写真では、それを再現できていないのが申し訳ない。
その後、1サイズ大きく肉厚にリニューアルされ、色のラインナップも少し変更されたようだが、その青は変わらず輝いている。
ERY METAL CRAFT
このシェラカップも美しさに見惚れてしまった。鍛金作家、伊藤(成瀬)恵理さんの作品である。
ひたすら叩いて叩いて形をつくる。その手間は途方もない。その一打一打が味わいを生み出している。
NAOSAKU
こちらも鍛金の作品。堂下工房、堂下直樹さんは、didon garage worksで知った。そして直接コンタクトを取って、オリジナルも送っていただいた。届くまでに1か月以上掛かると言われたが、それはそれだけの理由があること。待つのも楽しみの一つである。そういう時間も積み重ねつつ、一つ一つ数が増えている。
Cuivre
CuivreのCopper SierraCupと、鎚起職人「3代目 姫野作 姫野寿一」のコラボで生まれたのが、このシリーズ。槌目の違いで名前の通り雰囲気が変わるのが面白い。
こういう手仕事を感じる作品は、大切にしたいものである。