Sierra Clubとシェラカップのはじまり

しばしば「元祖」と呼ばれるSierra Clubのカップ。Rマークのものがメジャーであるが、年代を遡ると_マーク、マークなしがある。マークなしは文字が少し角ばっている。

Rマーク

_マーク

マークなし

さらに遡るとSIERRA CLUB OF CALIFORNIAの刻印があるものにたどりつく。ちなみにこれは錫製である。このモデルも非常に古く貴重だが、実はさらに古いモデルが存在する。それを入手することは、コレクターとして最大の夢である。

SIERRA CLUB OF CALIFORNIA

逆に新しいものでいうと以下があるが、中国製で趣がなく、人気も低い。これも既に終売となっている。

Made in China

イベントに合わせて制作されたと思われるのが以下。他にどれだけのモデルが存在するのか、未知であるところがコレクターとしては嬉しかったりする。

HIGH TRIP DINNER 1979

そして、ゴールドカラーのモデルもある。軽量なので、ブラスではなく何らかのメッキと思われるが、素材は不明である。
左側のRマーク付きのものを見ると、側面に”HONORING SUSAN HEITMAN FOR HER 10 YEARS SERVICE OUTING COMMITTEE 10/2000″の刻印があり、特別に授与されたものと推測される。

Rマーク

マークなし

シェラカップの名前で呼ばれているように、Sierra Clubが会員に配ったものが始まりと言われているが、同種のカップはそれよりも早く存在していたとも言われる。
それがAppalachian Mountain Clubのカップである。真偽のほどは確認できていないが、非常に古いものであるのは間違いない。ちなみにこれも錫製である。

A.M.C.

ステンレス化前の錫のシェラカップについては、また別途まとめることにする。

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