Sierra Clubとシェラカップのはじまり
しばしば「元祖」と呼ばれるSierra Clubのカップ。Rマークのものがメジャーであるが、年代を遡ると_マーク、マークなしがある。マークなしは文字が少し角ばっている。
さらに遡るとSIERRA CLUB OF CALIFORNIAの刻印があるものにたどりつく。ちなみにこれは錫製である。このモデルも非常に古く貴重だが、実はさらに古いモデルが存在する。それを入手することは、コレクターとして最大の夢である。
逆に新しいものでいうと以下があるが、中国製で趣がなく、人気も低い。これも既に終売となっている。
イベントに合わせて制作されたと思われるのが以下。他にどれだけのモデルが存在するのか、未知であるところがコレクターとしては嬉しかったりする。
そして、ゴールドカラーのモデルもある。軽量なので、ブラスではなく何らかのメッキと思われるが、素材は不明である。
左側のRマーク付きのものを見ると、側面に”HONORING SUSAN HEITMAN FOR HER 10 YEARS SERVICE OUTING COMMITTEE 10/2000″の刻印があり、特別に授与されたものと推測される。
シェラカップの名前で呼ばれているように、Sierra Clubが会員に配ったものが始まりと言われているが、同種のカップはそれよりも早く存在していたとも言われる。
それがAppalachian Mountain Clubのカップである。真偽のほどは確認できていないが、非常に古いものであるのは間違いない。ちなみにこれも錫製である。
ステンレス化前の錫のシェラカップについては、また別途まとめることにする。